Emacsで手(主に小指)の負担を減らす方法
EmacsはCtrlキーの多用といいSKKといい,小指苛めが大好きらしいので,
何とか工夫して細い小指を守りましょう.
以下の3つを行えば小指の痛みから開放されるはずです.
- view-modeを使う
Ctrl+中指か薬指を使うキー操作が多いEmacsで指の負担を軽くする方法 - (rubikitch loves (Emacs Ruby CUI Books))を見て.
物足りなかったので,pager-keybindにforward-sexp, backward-sexp, anything-c-moccur-occur-by-moccurなどを追加したものが以下.
yaotti's
gist: 22143 — Gist
やっつけ編集.CarbonEmacs1.6.0にて動かない関数群はとりあえずコメントアウトしてます.
.emacsに(require 'view-support)とか書いておく.これでしあわせ.
- SandSにする
SandS機能お試しアプレットを見ればわかりますが,SpaceキーにShiftキーの機能を付ける,というもの.
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- Spaceを押しながら文字入力→Shift+文字
- Space単体→Space扱い
最初はSpaceを押してからのスペース入力のタイムラグが気になったり,親指でシフトすることに違和感があったけど,今じゃ手放せない.
SKKを使ってる人にはおすすめ.SKK+小指シフトはやめましょう.
- 親指ctrl
JISキーボードだと,Spaceキーの左右に「英数」「かな」「無変換」といったキーのあるものが多いと思います.
しかし,Emacsユーザーは皆SKK使いであるはずなので,このキーは完全に不要です.
そこでこれらのキーをCtrlに割り当て,左右の親指でCtrlを押すことにします.
割り当て変更ソフトはwindowsXPなら窓使いの憂鬱,MacBookならKeyRemap4MacBookがよいです.他のOSはわかりません.
キーボードによるかもしれませんが,手を自然な形のまま,常にCtrlキーの上に親指を待機させられると思います.
「自然な形のまま」「常に」というのがとても重要です.
1日あたり100回ctrlキーを押すとすると,往復で200回の移動.年間7000回以上です.
細い小指にそのような重労働をさせてはいけません.
以上を導入すれば,「左小指が痛いんだけど…」というEmacsユーザーの悩みから開放されることでしょう.
快適なEmacsライフを!