yaotti's diary

Software is Eating the World

SVC帰国報告会

東京で開催されたシリコンバレーツアー帰国報告会に参加してきた.日曜開催,翌日1限から授業だったけれども日帰り強行軍にて*1.大変だったけれども価値はあったかなと.
id:katsu8と韓国料理も食べられたしね:)

開催から少し日が経ってしまったけれども,心に残っていることを2点.


100人中1人2人

梅田さんが「実際にこっち(SV)に来るのは100人中1,2人ぐらい」と言っていたらしいことを聞いた.
多くの人は何かしら考え方に影響を受けているようだということは参加者と話したりblogを読んだりして感じていたので*2,5%くらいは実際に行くのだろうなと思っていたんだけどな.
衝撃とまではいかなくとも意外だった.


「向こうで働きたい」「留学したい」と言う人は何人かいたのだけれど,彼らは違う道を行くのだろうか.
方向が変わる理由はより良い選択肢を見つけるからかもしれないし,熱意が冷めるからかもしれない.前者ならともかく,後者になるのは嫌だなぁ.
僕は「日常」という慣性があまり好きではないので(天邪鬼というかなんというか)それは無いだろうけれど*3




飢餓感

MIT Media Lab.の石井さんに会ったというid:Muhammadの話を少し聞いた.
彼は独力でアポを取り,カンファレンスのあった西海岸からMITのある東海岸まで行き,そして石井さんにボコボコにされたらしい.アクティブ.

今は、BostonのMIT Media Labのすぐそばのカフェでブログを書いている。

あ〜緊張する・・・とうとう石井教授と直接会うのか〜

どうなるんだろ。

でもここにきて一つ安心してことがある。MITをみたとき、すごいと思うのを恐れていたが、それよりも「悔しさ」や「後悔」を感じたからだ。たぶん、「すごい」で終わっていたら、一生ここにいる人たちに太刀打ちできないと思う。

http://d.hatena.ne.jp/Muhammad/20090325

良い文章だ.どんなに差があったとしても,劣等感を持ったら負けかなという.



僕は石井さんのことをNHKのプロフェッショナル 仕事の流儀という番組で見て知り,その後その番組の本を購入して心をかきまわされた.
プロフェッショナル 仕事の流儀〈13〉

本より引用.

「僕は天才でもないし,特別な人間じゃない.普通の人間で,人の何倍も努力する.
何倍も努力してどうにかやっていけるレベルの人間ですから.本当に天才的な連中が
いっぱいいますけど,羨ましいですね.少しでも近づきたいと思う」


この本の中で*4「飢餓感」について触れられている.飢餓感が無いと頑張れない,生き残れない,と.


飢餓感はあるか?今の環境に満足しているのか?これからずっと問い続けていこうと思う.
Stay hungry, Stay foolish.






今回は偶然にもSVCから1ヶ月後の集まりとなったけれども,半年後,1年後は各々どうなっているだろう.
また数ヶ月後に会いたいですね.:)

*1:ちなみに1限はあっさりと寝過した

*2:まあ母数としては少ないかもしれない

*3:と言いつつ最近は毎日朝から夕方まで講義.完全に日常

*4:インタビューだから「本の中で」というのは変かもしれない