yaotti's diary

Software is Eating the World

僕がビジネスコンテスト運営&開催を通して学んだこと, 感じたこと

僕はこの1年間, ビジネスコンテストデルタ2008という,関西最大の合宿型ビジネスコンテストのスタッフをやってきた.
詳しくはここや, GIGAZINEの記事を.
ゆとり教育世代の現役大学生の実態が垣間見える「ビジネスコンテストデルタ2008」に行ってきました - GIGAZINE


GIGAZINE記事のタイトルが…とかいうのは置いといて, 今回の運営および開催から得られたものをまとめておく.


開催までの運営

ビジコン開催までの活動を大きく分けると, 以下の3つ.

  • 企画
  • 協賛
  • 広報
  • 企画

ビジネスコンテストの企画.(そのまま)
これは次の協賛企業を集める時, 企業に「デルタとは何か」を理解してもらうのに必要.
ビジコン自体の骨組もここで決める.

  • 協賛

デルタはどこかの企業が主催しているわけではなく, 学生のみで運営している.
そのため, 活動資金及び参加者の負担減のため協賛してもらう企業が必要.
この時期は大変だった.社会人相手に説明するのは緊張します.

  • 広報

パンフレットやポスターを使って大学生・専門学校生に向けて広報.
ゼミの時間を使わせてもらって告知したりもする.
認知してもらわないと, 参加者が集まらないと開催できないので必死.



おおまかな流れはこんなところ.
うちは人数が多くはないので, 担当が明確に部局で分かれているわけではない.
各活動において全員が一丸となって行動した.


こうした活動について話し合うために, 毎週1日2時間半ほどミーティングを行った.


MTGで得たもの

毎週スタッフで議論していく中で, いろいろと勉強になった.

  • 本質を考える大切さ

多人数で議論していると, 時折些細なこと, 全体で話し合うべきではない事に話の方向が向かうことがある.
それに気付き, 修正できるように「今話していることは必要ことか, 議論対象として正しいか」という観点を持てるようになった.
こうして文字にするとあたりまえだし, 簡単なことなんだけど実際は難しい.


「本当にそれ必要なの?」「何のためにそれをやってるの?」
この問いは何においても大切.


  • 「詰める」ということ

僕は去年参加者としてビジネスコンテストデルタに参加し, 今年のスタッフになったんだけど,
「参加側と運営側との大きな違いだな」, と思ったのは
運営側はとことん詰める必要がある, ということ.


参加者は与えられたコンテンツをどう調理するか, それに精力を注げばよくて,
仮に詰めの甘い部分があったとしても, 「もっとやれたなー」で, 済む.


一方運営側は, 詰めが甘いと参加者に大きな迷惑をかける.
残した「穴」が大きいと,開催すら怪しくなる可能性もある.


より良くできる部分はないか,抜けているタスクはないか.
とことん考え尽くさなければならない.


常に穴がないか考えるクセ.この開催を通して,「自分に足りない」と痛感した点だった.
まだ身につけられていないけれど, 意識していきたいところ.


  • 情報共有の大切さ,難しさ

これはあらゆる組織で問題になるんだろうけど, 情報共有をうまくやれなかった.
「誰が何を把握しているか」を全員がわかる, というのが理想.
でもそんなのは無理で, ある人は必要なタスクを把握してるけどほかの人は知らない, なんてことが起こる.
小さな組織だと全員が把握した上で考えていかなければ, 良い活動は行えない.

頭の中の情報は明文化する, 共有する.アウトプット.


  • 声に出すこと

これは「学んだ」というよりは「自分に欠けている」と改めて感じたもの.
会議で何も言わないのは, いないも同じ.参加するからには, 何かしら発言しろ.


会議内容を知るだけなら議事録を読めばいい.
MTGで置物になってはいけない.
少しは頑張ったつもりだけれど, まだまだ発言の積極性が足りなかった.


口に出さなければ何も始まらない.




結構長くなってしまった:p


今回のビジネスコンテストデルタを通して, いろいろ学べたし, いろんな人に会うことができた.
「いい経験になった」で終わらせないよう, 学んだことを身につけたい.


運営側に回る, というのもなかなかできない体験なのでおすすめ.
もしスタッフに興味が湧いた人がいればコメント等ください:)